2008年、那覇のスラム街、前島三丁目に産声を上げたゲストハウスけらまですが
出会いと別れを繰り返し一息で10年が過ぎさっていました。
既にご存じの方も多いとは思いますが
ゲストハウスけらまは今月をもって11年の歴史に幕を下ろします。
ゲスト様、ご協力頂いた関係各位、歴代スタッフの皆様
心よりお礼申し上げます。
11年間というけして短くはない時間、本当にお世話になりました。
姉妹店のCamCam沖縄は継続して営業致します。
けらまファンの皆様のご宿泊を心よりお待ちしております。
http://www.camcam-okinawa.com/
ゲストハウスという言葉に明確な定義はないようですが、旅人の為の安宿を指す場合が多く
宿泊者同士の交流が醍醐味の一つだったりします。
インターネットが現在のように普及する前は、街の情報や国境越えのルートなど
バックパッカーの情報交換の貴重な場でもありました。
2019年現在、沖縄という特殊な立地もあり、人生のトランジット、本州から逃げてきた、移住の踏み台、沖縄沈没などなど
ひと夏の思い出ではくくれないのがゲストハウスけらまでした。
まるで大人の林間学校。青春の焼き直し。
ロングステイ組が多くいる中、短期のお客さんもガンガン受け入れるのがけらまスタイルでしたよね。
夏が来たら屋上にプールをだしてBBQ、船上年越しパーティもしたし、最近のパーティはビールサーバーの登場が恒例でした。
名物ゲストと癖の強いスタッフ。チンピラと戦ったり。飲みすぎたり。那覇中のカラオケを壊して回ったり。オーバーブッキングで屋上で寝たりもしたなぁ。
一円玉の裏の模様は二度と思い出せないけど、旅先での一場面を鮮明に覚えている事があります。
僕も初めての沖縄でいきなりタクシーに乗車拒否をされた事や
サンディエゴの動物園で食べた豆のスープがゲロの味だった事など無駄に記憶しています。
もしこれを読んでいるあなたがけらまでの日々を思い出にしてくれていたり
けらまで出会った人を懐かしく感じるのであれば
すごく意味のある11年間だったと心の底から思っています。(勝手な話ですが)
けらまから悪影響を受けた!私の青春を返せ!という方。
時間は戻りません。明るく生きて下さい。
忌わしいけらまがなくなってハッピー!という方。
遂にフィナーレです。いい夢見れそうですか?
宿という待ちに徹する性質上、こちらから出向く事はとても少なく、
ありがたい事に沖縄に会いに来て貰って再開を喜ぶという事が多い11年でした。
ですが、実はもう何年も会っていないし、直接SNSなんかでも繋がっていない、
そんな方にも届いたらいいなぁと思ってブログを綴っていたりもします。
エライ人(こうじ丼)曰く、出会いが人生の財産だそうです。
いつか暇になったら冷やかしに行ってやろうと思ってた君!ゲストハウスけらまはなくなります。
けらまのHPから11年分の写真が月別でみれます。
お時間ある方は若かりし頃の自分を探してみて下さい。
結構懐かしいです。
善悪は置いといて忘れていた事なんかもよみがえるかもしれません。
http://www.guesthouse-okinawa.com/photos.html
数千枚あって載せきれないので、
少しだけ適当に初期中心の写真を貼っておきます。
別れはネットワークの拡大です。
我々にとってもけらまはとても思い入れのある場所です。
みんなのおかげで楽しい11年でした。
再会を楽しみにしてます。
それでは、またどこかで(カムカムで)会いましょう。
11年間ありがとうございました。






























































